学んだことを実践させるには

現在九州の二つの企業で「人材育成研修」を担当しています。
担当する研修では、せっかくの学びの時間の目的が「受講すること」にならないように、こころの環境作りを心がけています。
普段、自治体や企業が私を講師として呼んでくださる「魔法の心理学講座」は「おもしろそう」「楽しそう」「聞いてみたい」というプラスの感情で参加されるので、講座で学んだことをすぐに行動に移すことができます。

”魔法の心理学講座”と違い企業の”研修”は参加者が自主的に参加しているわけではないので、心の状態がマイナスの確率が非常に高いのです。「この講師の研修は、おもしろそうだ」「この研修は楽しそうだ」と研修初日に心の状態を、どこまでプラスにできるかが、講師としての醍醐味。

会社が言うから参加しているものの、実は「面倒だ」「つまらない」というマイナスの感情を「楽しそう」とプラスの感情に変えることから講師の仕事は始まります。「おもしろそう」「おもしろい」「おもしろかった」「やってみよう」「やっています」「やってみた」の順で感情が思考となり、行動になるように、次の方程式をいつも意識しています。

感情>思考>行動

この方程式は、前職のトレーナー研修で学んだこと。
そう、研修や講座は、こんな風に誰かの人生の中で知識や技術として何度でも、何年でも役に立つかもしれないのです。

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研修の帰り、駅のホームで見上げた月がとても美しく、思考の上に感情があるのだなぁと改めて感じた夜でした。
今日も「誰か」のしあわせのために。