花のある暮らし/爽秋

昨夜は十六夜(いざよい)。
前日の十五夜の月よりも「いざよう」ように遅く出てくることからの呼び名だそうです。
「いざよう」「ためらう」・・・もの思う秋に、何かしら、”もの思う””響きですね。

さてさて、今朝は、まるで昨夜の「いざよう月」の続きのように、ピンク色の朝がゆっくりと明けていきました。

夫を見送った後の、花壇には紫のコート・ダジュールが咲いています。
和名はシコンノボタン(紫紺野牡丹)というのですが、テレビで見たフランスの保養地コートダジュールの紺碧の海岸という意味がぴったりです。

我ながら良く撮れたこの花は「コウシュウカズラ」鮮やかな黄色い花とスッとの伸びた姿が美しいなぁ。

夏の終わり、プランターの中で、少し元気をなくしていた白のランタナは、花壇に引っ越してから、見違えるように元気を取り戻し、秋の気配を感じてからというもの七色に花の色を変化させながら目もこころも楽しませてくれています。

新入りのアスターは、たくさんの蕾をつけて、秋本番を待っています。
綺麗な色だなぁ。

夏からずっと、シャンとしてスッとして我が家の庭に咲いてくれていたブルーサルビアは、ヒヤリとした秋の空気の中でも凛として相変わらずカッコよく咲いています。

星のような可愛らしいペンタスは、鮮やかに咲き、夏から秋への橋渡しをしているようです。

この秋、シンボルツリーとしてやってきたオリーブ。
近くに住む息子が、クラクションを鳴らして左手を上げて、家の前を通りすぎました。
「いってらっしゃい」
今朝も、家族のしあわせを祈りながら、一日が始まりました。

良い日にしましょう。