ハロウィンの満月におもうこと 愛し君へ
今日は長男の誕生日。
まるで「いたずら」をするためにこの日を選んだかのように予定日を2週間も遅れて生まれてきました。
ハロウィンが、今のようにメジャーではない29年前の事です。
そして29年後の今夜は満月の美しい夜です。
もうどうでもいいね
正解を求めて悩んだ子育ては、今夜気がつけば「思い出」に変わっていました。ここのところずっと、間違いか、正解かなんてどうでもよかったとMVの中で1.4億回以上菅田将暉が歌うから、間違いか正解かなんてどうでもいいんじゃないかと思えてきたのかもしれません。
「どうでもよかった」と菅田君が歌うので、一緒に何十回も私も、歌うので、もうすっかりそんな事はどうでもいいのではないかと思っています。
そして何だかとても、、、人生の大半を使い果たしたような気になっていたあの日々を、今夜は満月が「頑張ったね」と褒めてくれているようで嬉しくなっています。
いつのまにか時が流れ過ぎていて、本当にもう「どうでもいい」と思います。
暗闇の中を、裸足で君を追いかけたあの夜を、今夜は、「おもしろかったな」と笑えます。
過ぎてしまった悲しみや後悔がこうして「思い出」になるのはなんとしあわせな事でしょう。
38年後のハロウィンの満月は
日本では10月31日が満月となるのは38年後だとネットニュースが伝えています。
私は、多分その月を見ることはないでしょう。
38年後のハロウィンの満月の夜も、君と家族が、どうかしあわせであるようにと願っています。
裸足で15の君を追いかけたあの夜は、少し疲れた若い母親の私を励ますように凍える月が青く輝いていた事を思い出しました。