未知との遭遇な日々(新しい生活様式④) 

あっという間に「山笑う」季節が過ぎ、新緑がまぶしい爽やかな5月となりました。
そしてあっという間もなく、ゴールデンな一週間が過ぎ去ろうとしています。
もう2巡目を迎える「未知との遭遇」な日々を、みなさまどのようにお過ごしでしょうか?

久々に近況報告など。
さて、「山笑う」は正確には、俳句の中では、春の季語、現在の暦に当てはめると2月から4月にあたります。
細かい事を、横に置いて言えば、この部屋から見える今日の背振はまさに「春山淡冶にして笑うが如く」です。
シロもそんな「感じ」で、窓の外の背振の山を眺めています。

目には青葉 山時鳥 初鰹 新緑の美しい季節です

そしてもう一つ、この時期よく耳にする「目には青葉 山時鳥 初鰹」この句が私は、とても好きです。
もう37年前のゴールデンウィークの頃、寮で暮らしていた18歳の私に父から届いた手紙には「目には青葉、山ほととぎす、初鰹、新緑の美しい季節である、元気でやっているか」という書き出しの手紙が届きました。
そうそう便箋ではなく、父の名前の入った原稿用紙でした。

さてさてこの句、詠むだけで、とても季節を感じます。
青葉、ほととぎすの鳴き声、鰹、五感の中の視覚、聴覚、味覚、が季語として3つも並んでいます。声に出すと、若葉の匂いや、風が頬を撫でる感覚さえ感じることができます。素晴らしいなぁ。
年相応な表現にすれば「秀逸な句だなぁ」と書くところでしょうか。

少し、話が脇道に逸れましたが、父との思い出や、若い日の読んで声に出して感じた感覚がこの季節になると甦ります。

新しい生活様式は2巡目

昨年から、両親と会わないまま2巡目のコロナ対策に準ずる暮らしが続いています。
早く傍で、笑ったり、おいしいものを一緒に食べたり、綺麗なモノを見たいと願うばかりです。

しかし、まぁ、なんともこの部屋で始まったオンラインの講座は、私のライフスタイルと感覚にとても良く合っています。
この画面の先にこそ「未知との遭遇」があったとノストラダムス世代の私は感じています。

新しい日常、新しい働き方、新しい生き方、過去の常識を上書きしながら、一緒に進んでいきましょう。
きっと、大丈夫・・・続きはまた。
つらつらと近況報告まで。